instagram

ブログ

歯医者さんに聞いてみたいQ&Aお答えします!その他

歯ぎしりについて

歯ぎしりを指摘されたのですが、どうしたら良いですか?

歯科医院でナイトガードという睡眠時に装着するマウスピースを作製し、使用することをおすすめします。歯ぎしりや食いしばりは無意識に行われるため、ご自身で防ぐことは困難です。

通常、人が物を噛むときの力は50~70kg程度ですが、歯ぎしりや食いしばりの際には最大で150~250kgもの力が歯にかかると言われています。このような強い力が長期間加わることで、顎関節や歯を支える骨に悪影響を及ぼし、顎関節症や歯周病の原因となる可能性があります。

ナイトガードを使用することで、歯と歯の間にクッションを作り、これらの負担を軽減することができます。

歯が無くなった

歯が無いところにはどんな治療がありますか?おすすめはありますか?

歯がない場合の治療法は、歯のない場所や骨の状態によっていくつかの選択肢があります。

  1. 放置する: 特定の場所によっては許容される場合もありますが、周囲の歯が傾いてきたり、噛み合う歯が伸びてきたりする可能性があるため注意が必要です。
  2. ブリッジ: 比較的短い期間(最短2回の治療)で済み、取り外しの手間がありません。保険適用のものもあります。しかし、両隣の健康な歯を大きく削る必要があり、支えとなる歯が虫歯になった場合、ブリッジ全体を交換しなければならないというデメリットがあります。
  3. 入れ歯: 比較的短い期間(3~4回の治療、約1ヶ月)で製作でき、歯を削る量も少なく、保険適用のものもあります。ただし、取り外しの手間がかかる点がデメリットです。
  4. インプラント: 治療期間は約半年と長く、保険は適用されません。しかし、他の歯を削る必要がなく、天然の歯に近い感覚でしっかりと噛むことができ、長持ちしやすいというメリットがあります。

総合的に考えると、様々な条件をクリアできればインプラントが最もおすすめの治療法と言えます。しかし、それぞれの治療法にはメリット・デメリットがありますので、歯科医師とよく相談し、ご自身の状況や希望に合った治療法を選択することが大切です。

歯磨き粉について

歯磨き粉を選ぶ際のポイントは?おすすめの歯磨き粉はありますか?

歯磨き粉を選ぶ上で最も重要なポイントは、高濃度フッ素(1450ppm)が配合されていることです。フッ素は体に良くないという意見もありますが、歯磨き粉に含まれる程度の量では人体に害はありません。むしろ、フッ素を含まない歯磨き粉を使用し続けると、虫歯のリスクが著しく高まります。

知覚過敏の症状がある方には、硝酸カリウム乳酸アルミニウムといった知覚過敏に特化した成分が配合された歯磨き粉をおすすめします。

当院で推奨しているのは、歯科医院専売品のメルサージュという歯磨き粉シリーズです。歯周病ケア、知覚過敏ケア、ホワイトニングなど、さまざまな種類の製品があり、患者様一人ひとりの口腔内の状態に合わせて最適な歯磨き粉をお選びいただけます。

被せ物が取れてしまった

被せ物が取れてしまったのですが、どうすればいいですか?

被せ物の種類や歯の状態にもよりますが、作り直さなくても、外れた被せ物を再度装着できる場合があります。被せ物や歯の状態が変化してしまう前に、できるだけ早く歯科医院までお持ちください。

転んで歯が取れてしまった

どうしたらいいですか?

すぐに歯科医院にご持参下さい。その際、取れた歯を牛乳もしくは生理食塩水に浸してご持参いただけると、元に戻せる可能性があがります。

親知らず

親知らずは抜いた方が良いですか?

親知らずを抜歯すべきかどうかは、患者様の口腔内の状態によって異なりますが、当院では抜歯をおすすめするケースが多いです。

その理由として、親知らずは一番奥に位置しているため、歯ブラシが届きにくく清掃が不十分になりやすいこと、また手前の歯を圧迫して歯並びに悪影響を及ぼす可能性があることが挙げられます。炎症や虫歯のリスクを減らすためにも、適切なタイミングでの抜歯をご提案することがあります。

歯科医師という職業について

歯科医師になるのは大変ですか?おすすめですか?

正直に言って、かなり大変です。

大学で6年間にわたり幅広い医療知識を学び、卒業するのもハードルが高く、卒業後には国家試験に合格する必要があります。私自身国家試験には2年間浪人しました。最後の1年は、「これで落ちたらもう無理だろう」と思うほど自分を追い込んで勉強し、ようやく合格できました。

歯科医師になるまで8年かかりましたが、患者様が笑顔で帰られる姿を見ると、「努力してよかった」と心から思えます。また、基本的に転勤がない職業であることも、歯科医師の魅力の一つです。

総合的に断然おすすめです。

上記の質問について詳しくは、下記のページもご覧下さい。