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しゃべりづらい・・・もしかして小帯のせいかも?

小帯について

「小帯」という言葉を聞いたことはありますか?この小帯は、歯ぐきとそれぞれの部位をつなぐ役割をになっています。お口の中には、実は4種類の小帯が存在します。上唇小帯(上唇の動きをコントロールする)

下唇小帯(下唇の動きを補助する)

舌小帯(舌の動きを支える)

頰小帯(頬の動きを支え、口腔内の構造のバランスをとる)

この4種類となります。それぞれに大切な役割がある小帯ですが、本来生まれたときと成長してからとで小帯の位置が移動しているのが一般的と言われています。

上唇小帯付着異常

お口のトラブルになりやすいのが、この中でも「上唇小帯」と「舌小帯」です。

まず上唇小帯ですが、

本来は、この位置にあることが一般的です。生まれたときはもっと下に付着していますが、年齢を重ねるにつれて上の方へ移動していきます。しかし人によっては成長しても上唇小帯の位置が上に行かずに

このような位置に留まることがあります。この状態だと、予想されることとして

➀歯磨きをしたときに小帯に歯ブラシが当たって痛い

②上の前歯が離れて生えてきて隙間ができる(一般的に上の一番前の歯が生えてくる際に隙間が空いていることは問題がありません。糸切り歯が生えてくるときに閉じると言われています。ただし小帯が邪魔をして、普通より更に隙間が空いて生えてくる可能性があります)

③上唇の動きが制限され、発音に影響する

という不都合が生じる可能性があります。

目安として、小学校に入学する頃にまだ上唇小帯が下の方にあった場合、歯科医院にて小帯の切除を行なうことをおすすめします。

舌小帯付着異常

続いて舌小帯ですが、舌を上にあげたときに舌の下の真ん中にある縦の線のことを指します。これが異常を来すと、舌で上あごを触ることができず、発音に支障を来します。

付着異常が強い場合、あっかんべーをしたときにしたの先がハートの形になるのが特徴的です。

またハートの形にならなくても、付着異常があると、舌の可動域が少なくなり、舌で上あごを触ることができず、発音に支障を来します。

上唇小帯と同じように、歯科医院にて小帯切除の治療を受けられることをおすすめします。

もちろん発音しづらいことにはさまざまな理由がありますが、気になる方は一度歯科医院にて小帯が問題無いか診てもらうのもいいかもしれません。

当院では小帯切除はレーザーにて行なっております。痛みも少なく、治りも早いと言われています。是非ご連絡をお待ちしております。