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一生物の歯が無くならないために、今から出来ること

歯を失わないために、日々の生活習慣を見直すことは非常に大切です。歯の健康は、全身の健康にも深く関わっています。一生涯、自分の歯で過ごせるように、今からできることをご紹介します。

1. 正しい歯磨きの習慣を身につける

歯磨きは歯の健康を保つための基本中の基本です。しかし、正しい歯磨き方法を実践している人は少ないかもしれません。歯磨きの際に注意すべきポイントは以下の通りです。

・ブラシの選び方

歯ブラシは自分のお口に合ったものを選ぶことが大切です。硬すぎるブラシは歯茎を傷つける原因となり、柔らかすぎるブラシは汚れを十分に落とせないことがあります。一般的には、毛先が柔らかめの歯ブラシが理想的です。また、歯ブラシは定期的に交換することが必要です。使い古したブラシは汚れをうまく落とせなくなり、逆に歯や歯茎を傷つけることがあります。大きさも、大きすぎると奥歯まで届きにくいので、適切な大きさの歯ブラシにしましょう。

・磨き方

歯磨きは1回あたり3分程度、丁寧に行うことが推奨されています。一般的に、バス法といわれている歯ぐきに対して斜め45度の角度で歯ブラシを当てるのが良いとされています。しかししっかり磨こうとして力を入れてゴシゴシ磨くと、歯茎を傷つけてしまい、歯周病の原因になることがあります。

・フロスや歯間ブラシの活用

歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは完全には取りきれません。フロスや歯間ブラシを使用して、歯の間の細かい部分まできちんと掃除することが必要です。歯間の汚れは虫歯や歯周病の原因となるため、毎日の使用が推奨されます。可能であれば毎食後、行ってください。

2. 食生活の見直し

食事は歯の健康に大きな影響を与えます。特に、食べ物の種類や食べ方が歯を痛める原因となることが多いため、以下の点に注意しましょう。

・砂糖の摂取を控える

砂糖を多く含む食品や飲料は、虫歯の原因になります。砂糖が口の中で細菌と反応して酸を作り、歯のエナメル質を溶かしてしまうからです。特に間食やジュース類は歯にダメージを与えやすいので、過剰な摂取は避けるべきです。甘いものを食べる場合でも、食後に歯磨きをすることを心がけましょう。

・酸性の食品に注意

酸性の食品(例:柑橘類やソーダ)は、歯のエナメル質を弱める可能性があります。酸を含む飲み物を摂取した場合、すぐに歯を磨くのではなく、少なくとも30分程度待ってから歯を磨くようにしましょう。酸が歯の表面を柔らかくしているため、すぐに磨くと逆に歯を傷つけることがあります。

・硬い食品を避ける

歯に過度な負担をかけるような硬い食品(ナッツや氷など)は避けるべきです。硬い物を噛んだ際に、歯に亀裂が入ることがあります。特に、虫歯や歯周病が進行している場合は、硬いものを食べることで歯が割れることもあるため、注意が必要です。

・カルシウムとビタミンDを摂取

カルシウムは歯のエナメル質を強化し、骨を丈夫に保つ栄養素です。カルシウムを豊富に含む食品(例:牛乳、ヨーグルト、小魚など)を積極的に摂取しましょう。また、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、ビタミンDを含む食品(例:魚類や卵黄)も意識的に摂取すると良いでしょう。

3. 定期的な歯科医院の受診

歯の健康を維持するためには、定期的に歯科医院でのチェックアップを受けることが重要です。歯の状態は自分では気付きにくい場合が多く、早期に問題を発見することができれば、治療も早期に行えるため、歯を失うリスクを減らすことができます。

・定期的な検診

年に1回以上の歯科検診を受けることが推奨されています。検診では、虫歯や歯周病の早期発見、歯のクリーニング(スケーリング)などを行います。歯周病は自覚症状が少ないため、定期的なチェックが非常に重要です。

・歯石除去

歯垢が固まった歯石は、歯ブラシでは取り除くことができません。歯石が溜まると、歯周病や虫歯の原因になりますので、定期的に歯科医院で除去してもらうことが大切です。

4. 生活習慣の改善

歯の健康に影響を与える生活習慣としては、喫煙やストレスも挙げられます。

・喫煙を控える

タバコは歯に悪影響を与えます。タバコに含まれるニコチンやタールは歯に着色を与え、歯周病を悪化させる原因となります。喫煙を控えることで、歯の健康を守ることができます。

・ストレス管理

ストレスが溜まると、歯ぎしりや食いしばりが引き起こされることがあります。これらは歯に過度な負担をかけ、歯の摩耗や割れを招くことがあります。ストレスをうまく管理し、リラックスする時間を持つことが大切です。

口呼吸の改善

口呼吸は、口の中を乾燥させ、虫歯や歯周病の菌が繁殖しやすくなり、リスクを高めます。

・定期的な運動

運動は、全身の健康だけでなく、口腔内の血行をよくし、歯周病予防に繋がります。

5.歯が無くなってしまった部位への対応

歯が無いところをそのままにしておくと、まだ残っている歯に余計負担がかかり、お口の中全体の噛み合わせが悪循環になり、ドミノ倒しのように歯がどんどん無くなっていってしまいます。悪循環にストップをかけるためには、早めに相談をオススメします。

結論

歯を失わないためには、毎日のケアが最も重要です。正しい歯磨き、食生活の見直し、定期的な歯科医院の受診、そして健康的な生活習慣が、歯の健康を守るために必要不可欠です。少しの心掛けで歯の健康を長く保つことができます。自分の歯を大切にし、健やかな生活を送りましょう。

予防について詳細をご覧になりたい方は、下記のページもあわせてお読みいただけますと幸いです。